[解説:技術系]応用・基本・セキマネ・ITパス向け
円周率 π の値を近似的に求める方法のうち,モンテカルロ法を応用したものは
どれか。
ア 正方形の中に一様乱数を用いて多数の点をとったとき,その点の個数と
正方形に内接する円の中にある点の個数の比が,点の個数を多くすると両者
の面積比である 4 : π に近づくことを用いて求める。
イ 正方形の中に等間隔に多数の格子点をとったとき,その格子点の個数と
正方形に内接する円の中にある格子点の個数の比が,格子点の間隔を細かく
すると両者 の面積比である 4 : π に近づくことを用いて求める。
ウ 直径 1 の円に内接する正n角形の周の長さと円の直径の比が,n を大きく
すると π : 1 に近づくことを用いて求める。
エ 直径 1 の円に内接する正 n 角形の面積と円に内接する正方形の面積の比
が,n を大きくすると π : 2 に近づくことを用いて求める。
■キーワード■
■解答■
応用情報技術者午前令和02年問06
ア 正方形の中に一様乱数を用いて多数の点をとったとき,その点の個数と
正方形に内接する円の中にある点の個数の比が,点の個数を多くすると両者
の面積比である 4 : π に近づくことを用いて求める。
> モンテカルロ法(Monte Carlo method/MC)
> モンテカルロ法は乱数を用いて数値のばらつきを人為的に発生させ、発生した
> 変数の近似解を得ることで推定値を求めることができます。数値のばらつきに
> 正規分布を仮定することで誤差を統計学的に推定するため、実際の寸法測定結果
> を用いることなく誤差推定が可能となります。
> 例えば、円周率をモンテカルロ法で求める場合、一辺が2rの正方形に入る半径r
> の円を考えます。この正方形の中に多数の点を打つと、ある領域に入った点の
> 数は該当する領域の面積に比例することから以下の式が成り立ちます。
> (πr2(円内の点の数))/*1=π/4
> ⇒ π=(円内の点の数)÷(打った点の総数)×4
> このように左辺の分子、分母に示した点の数を4倍することで円周率の近似値を
> 算出できます。
> https://ssaits.jp/promapedia/method/monte-carlo-simulation.html
どうもありがとうございます。
> モンテカルロ法とは
> https://e-words.jp/w/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%E6%B3%95.html
> 上記より、一様乱数を用いてから解答はアだと思います。
> 参考
> https://www.ap-siken.com/kakomon/02_aki/q6.html
> モンテカルロ法=乱数で記憶しています。
どうもありがとうございます。
ここにちなんだ名前ですね。
モンテカルロのカジノ
https://www.casinotop10.jp/history-of-monte-carlo-casino
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[解説:セキュリティ系]
SaaS (Software as a Service) を利用するときの企業の情報セキュリティ管理
に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア システム運用を行わずに済み,障害時の業務手順やバックアップについての
検討が不要である。
イ システムのアクセス管理を行わずに済み,パスワードの初期化の手続や複雑
性の要件を満たすパスワードポリシの検討が不要である。
ウ システムの構築を行わずに済み,アプリケーションソフトウェア開発に必要
な情報セキュリティ要件の定義やシステムログの保存容量の設計が不要である。
エ システムの情報セキュリティ管理を行わずに済み,情報セキュリティ管理
規程の策定や管理担当者の設置が不要である。
■キーワード■
■解答■
情報セキュリティマネジメント午前平成30年秋問05
ウ システムの構築を行わずに済み,アプリケーションソフトウェア開発に必要
な情報セキュリティ要件の定義やシステムログの保存容量の設計が不要である。
> SaaS(Software as a Service)
> 「サービスとしてのソフトウェア」を意味します。クラウドサーバーにある
> ソフトウェアを、インターネットを経由して利用できるサービスで、パソコンに
> ソフトウェアをインストールする必要はありません。インターネット上への
> データ保存、マルチデバイスに対応、複数人のユーザーで利用が可能といった
> 点がSaaSの特徴として挙げられます。
> SaaSはサービス提供元が用意したサーバーやアプリケーション、データベース
> などのシステムを、複数のユーザーで使用するため、ある程度できあがった環境
> が始めから整っています。そのため、サーバーを自社で用意するなどの手間が
> 少なく、素早く、簡単に利用を開始することができます。
> https://digital-shift.jp/flash_news/s_210518_4
どうもありがとうございます。
> SaaS (Software as a Service)は「Software as a Service」の略称で、
> これまでパッケージ製品として提供されていたソフトウェアを、
> インターネット上で提供するサービスです。
> https://cloud-ace.jp/column/detail01/
> 上記より、解答はウです。
> 参考
> https://www.fe-siken.com/kakomon/28_haru/q41.html
どうもありがとうございます。
> リスク対応(Risk Treatment)
> https://www.newton-consulting.co.jp/bcmnavi/glossary/risk_treatment.html
> 上記より、退社時のクリアデスクはリスク低減です。
> よって、解答はウです。
> 参考
> https://www.itpassportsiken.com/kakomon/02_aki/q68.html#ans
どうもありがとうございます。
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[解説:入門]ITパス向け
リスク対応を,移転,回避,低減及び保有に分類するとき,次の対応はどれに
分類されるか。
〔対応〕
職場における机上の書類からの情報漏えい対策として,退社時のクリアデスク
を導入した。
ア 移転
イ 回避
ウ 低減
エ 保有
■キーワード■ リスク低減
■解答■
ITパスポート令和02年問68
ウ 低減
> リスク対応とは、リスク特定 によって発見されたリスクを分析し、リスク基準
> にもとづいて リスク評価 を行い、その評価をもとにリスクを修正すること。
> リスク対応には以下のような内容が含まれる。
> ・リスクの軽減
> 影響度や発生可能性の軽減のための対策を行います。
> もっとも一般的な対策としては管理策を採用することが考えられます。
> ・リスクの保有(受容)
> 管理策を講じないという対応です。想定したリスク値が受容できる範囲内で
> ある、または、これ以上リスク値を下げる対策を講じることができない場合、
> 経営陣の承認を得ることで、リスクを保有します。
> ・リスクの回避
> リスクの発生する可能性のある環境からの回避を中心に、保管しているだけで
> 漏えいのリスクをもつ、いわゆる保管のリスクと呼ばれるものを隔離、または
> 廃棄することがリスクの回避です。
> 事業であれば、撤退という選択肢も考えられます。
> ・リスクの移転
> 保有するリスクを外部に委託、または保険などによって、委託先や
> サプライヤーにリスクを移転することです。情報漏えい保険などがそれに
> あたります。
> https://www.lrm.jp/iso27001/information/glossary/risk-treatment/
どうもありがとうございます。
*1:2r)2(打った点の総数