2009-10-07 金木犀 転載 from ココログ 詩・散文 買い物に出たとき、どこからともなく漂ってくるあの香り。 花そのものは目立たないのに、香りだけは通りを包む ように、そこに在る。 この花が咲き、香りが漂ってくると、確実に秋。そして、 徐々に秋が深まっていく。周りは何も変わらないと思い 込んでいたとしても、それは泡沫の夢。 金木犀は何故か、そんな思いをかき立てる。