- 作者: 新井素子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/02/05
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 69回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
置いていた本です。
んで、この話ってば文体は他の作品と同じような感じなのに、
私には最初の章が一番重たかったのです。何故かって言うと、
最後の子供”ルナ”が起こした女性が不妊で苦しんだ人だった
−それもルナの母親と同時代を生きていて、彼女の母をよく
知っていた人物−から。そして彼女の場合、子をもうけること
が生きる意味だったから。
それは、かつて同じように自分を追い込んだ私本人を思い出さ
せるものであったので、読んでいて辛かったです。そう、この
本が出た当時に読んでいたら号泣したでしょう。一番、辛かっ
た時期でしたから。そういう意味では、読んだ時期が現在なの
は寧ろ、良かったのかもしれません。ただの推測ですが。
http://nekomama-mk.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_05c2.html