オリンピック報道を聞いていると必ずと言っていい程
メダルの話題が出る訳ですが、このメダルを取るため
に選手は多大な努力をして臨んでいますよね。
でも、メダルには数に限りがあります。だから、ほんの
少しの差で目の前に見えていたはずのメダルが他の
人の手に渡ってしまいます。
仮にメダルを「努力に対する報奨」とするならば、一流と
見做されている選手が集まっても、やはりメダルが得ら
れるのは、その一部です。数に限りがあるのだから、それ
は仕方がないことですし、正式なジャッジがあってのこと
なので何らかの不備でも無い限り、ひっくり返ることはな
いと思います。
私自身はスポーツ観戦をあまりしない方なので、どの競技
で、どんな選手がメダルを獲得したのかは知りません。*1
選手の多くがオリンピックでメダルを取ることを目標にして
努力してきたことは、その形で還ることはないでしょうが、違
う形で表れているか、違う戦いへのモチベーションになって
いるのかもしれません。*2
人によっては、それでも「無駄」と言い放つのでしょう。
でも、本当に無駄と言い切れるのでしょうか。
私は、そうは思いません。メダルという、目に見えるものだけに
心を奪われることだけが価値のあるものなら、数々の名勝負と
呼ばれるものは語り継がれないでしょうから。
メダルは確かに貴重なものですが、ただ結果に付いてきたもの、
それだけです。
たまたまオリンピックの結果をニュース番組で聞いただけ
なんですが、それを通して見えるものから、取り留めのない
ことを書いてみました。